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オンラン化の流れの中で

私はいろんな団体から依頼されて、各種のセミナーを担当しています。基本的にはセミナーは「ライブ」。会場には参加者の皆さんがいて、正面の私はその視線を感じながら、1時間半なり2時間なりのセミナー講師を演じます。本人は一生懸命準備をしてこのライブに臨み汗をかきながら熱弁をふるうのですが、ふと気が付くと眠そうな顔、退屈そうな顔も・・・もちろん、うなずきながら聞いてくださる方もいて、いろんな意味での真剣勝負の舞台です。

 

ところが、そうした情景も新型コロナウイルスの感染拡大という状況の中で、いやおうなしに変化せざるを得なくなりました。この2年間、世界的に見て遅れていた日本でも、デジタル化・オンライン化が急速に普及。そしてその影響は、ついに私の仕事にまで波及してきたのです。

 

というと大げさですが、セミナーの仕事でもオンランの流れが加速しています。昨年9月にも、輪島市の門前町商工会様からの依頼で、商店街の活性化をテーマに販売力強化のためのセミナーを担当したのですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、直前になってオンラインに切り替わり、急な対応に追われました。といっても、参加者のすべてが自社・自店にオンラン環境が整っているわけではありませんので、一部の方は会場でオンラン参加となりました。結果として私は2時間半かけて輪島市まで行く必要はなく、自宅事務所からパソコンの画面に向かって講義をすればよかったので、時間と労力はずいぶんと削減されたのですが、それでも直接会場で参加者の皆さんの表情を見ることができなかったのは残念でした。

 

しかし、そうしたアナログ世代の感傷にいつまでも浸っているわけにはいきません。いやおうなしに、今後はそうしたオンライン化の流れが加速していくことは確実です。それなら流れに流されるのではなく、逆にその流れを自分のものにして、よりリアルに近い効果を上げることのできる内容を作っていけばいいのです。

 

今年は寅年。私は年男ということで、生まれ変わったつもりで、何か大きな変革を遂げる年にしていこうと思います。