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R7福井県社会福祉協議会プレゼンセミナー

福祉・介護分野における人材確保と定着を目的に、福祉・介護事業所の採用担当者や職員が業界の魅力を効果的に伝えるスキルを習得することを目指すセミナーが福井県社会福祉協議会の主催で開催され、私が講師を務めさせていただきました


福祉現場における人材の確保と定着は、その事業に関わるすべての法人・事業所に共通した課題であり、求める人材をいかに採用し定着させることができるかは、事業を継続していくうえでの経営戦略にもかかわるものです。また将来の人材確保のためにも、子どもたちに福祉・介護の仕事の魅力を伝え、興味・関心を高めてもらうことは大切な取り組みと言えます。

 

 

こうしたニーズに応えて、福井県社会福祉協議会では、各法人・事業所の採用担当者・人事担当者や介護職員が福祉・介護の仕事の魅力の効果的な見せ方のポイントなどを学び、職場説明会・採用面談会や学校などで、求職者や子どもたちに業界の魅力を効果的に伝えることのできるスキルを身に付けることを目的として、「社会福祉事業者の採用力向上セミナー」および「介護の魅力発信 アンバサダー講習会」として、今回のセミナーを開催することになったものです。

 

当日は福祉・介護事業所だけでなく、認定こども園のスタッフの方も含めた26名の方が参加。福井県社会福祉協議会福祉人材課の山城統括課長のご挨拶で講習が始まりました。

まずは第一部として、私が「効果的なプレゼンテーションのために」というテーマでお話をさせていただきました。

 

その後は第二部としてのグループワーク。「求人説明会での来場者に向けたプレゼンテーション」そして「学校訪問での小学生に向けたプレゼンテーション」という2つの課題から一つを選んで、グループのメンバーを相手にしたプレゼン実践と意見交換です。法人や事業所・職種が違っても、人材の確保という共通の課題を抱える皆さんですので、各グループでは積極的な意見交換が行われ、かなり盛り上がって(?)いました。

そしてグループワークの後は、いよいよ各グループから選ばれた代表選手によるプレゼンテーションです。さすが日頃から施設の入居者・利用者や子どもたちを相手にしている皆さんですので、ときおり笑いを誘いながらも、しっかりとした語り口に私もびっくり!いずれもコミュニケーション力の高さを感じたプレゼンでした。

こうして3時間に及んだセミナーは無事終了。皆さんお疲れさまでした!

 

福祉・介護施設や認定こども園は、少子高齢化が進む日本で、社会の基盤を支える極めて重要な役割を担っています。そこで働く人材の確保は喫緊かつ継続的な課題ですし、皆さんの学びと行動が、福祉・介護の未来を支える礎となるのです。これからも、誰かの人生に寄り添える仕事の尊さを胸に、温かく力強い一歩を踏み出してください。皆さんの挑戦が、地域を照らす希望になりますよう、心から応援しています!